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| ■TOP → 人間非中心主義 |
| NON-ANTHROPOCENTRISM |
「人間中心主義」とは、「人間は自然界で特別に重要な存在である」という考え方。つまり、他の生き物はもっぱら人間に奉仕するために存在しているという考え方で、人間が頂点であるからして自然そのものを管理できるという前提で人為的な開発が進められます。まさに、現代世界の潮流がそうです。しかし、ここ最近になって地球の環境問題が審議されるようになり、国連によって「SDGｓ」なるものが提唱されました。しかし、その前提は、あくまで人間による無制限の自然の開発・利用をストップさせるものではありません。コンピュータによってすべてのモノやヒトを管理することで、より自然と対峙する方向に進んでいます。方向生は何一つ変わっていません。 「人間非中心主義」は、「全体としての自然や、個々の生き物を、人間にとって役立つモノであるかどうかという基準ではなく、自然そのものが本質的価値をもつと考える考え方です。人間自体が地球によって守られ、太陽に育まれ、目に見えないものに感謝をして謙虚な気持ちで協調するという考え方です。「人間非中心主義」から見れば、「人間中心主義」は、地球の周りを太陽が回っていると考える自己中心的な考え方に思えて仕方がありません。 私は菜食主義者でもなければ、哲学者でもありません。ただ、人間さえ良ければそれでいいのか？と疑問を感じている一庶民にすぎません。私は「一寸の虫にも五分の魂」と父から言われて育ちました。動物にも感情はあります。人間じゃなくても互いに気持ちは通じ合います。彼らとは言葉は交わせませんが、人間同士でさえ、言葉だけで感情を読み取っているわけではありません。表情や身振り手振りなどの仕草、声のトーン、服装、インテリアなど言葉以外の方法で非言語コミュニケーションを図っています。私はたくさんの猫たちと一緒に暮らしていますが、彼らと感情を伝えながら暮らしています。そして、彼らが私たち人間よりも劣っているとは決して思えません。すごくピュアで心優しく穢れのない心を持った連中です。 近代的な産業社会は、多くの便利で快適なモノを生み出しました。そして、それらは、個人、企業、国に対して経済的富をもたらしました。文明が発展し、これからは世界でひとつのグローバルな規模の政府が成立する流れのようです。近代的な産業社会と引き換えに破壊されていく自然や犠牲となる生物の姿を目の当たりにすると、「人間さえ良ければいいのか？」という疑問を感じているのは決して私だけではないはずです。世界は明らかに経済を中心に回っています。「富」とは？「豊かさ」とは？それらは単にお金の事を示す言葉だったのでしょうか？もしもそうであったなら残念で仕方がありません。お金よりも大切なモノがあることを忘れてしまった人間たちが多すぎるように感じています。世界がこのままなら、ますますあちらこちらで争いが生まれ、人間も自然も地球もすべてなくなることでしょう。あの世で反省して、また生まれて・・・。でもまた同じことを繰り返す。それが人間なのでしょうね。それでも、人間が何よりも優れた種なのでしょうか？ |
慈悲の瞑想(慈悲の言葉) 私が幸せでありますように 私の親しい生命が幸せでありますように 生きとし生けるものが幸せでありますように 私の嫌いな生命が幸せでありますように 私を嫌っている生命が幸せでありますように 生きとし生けるものが幸せでありますように |